回答はいつも一つ!

解答で悩むことがある。

私が受験しようと思っている筑波大学というものはそこまで難解な問題は出ずにどちらかというと英語では基礎寄り(MARCH)ぐらいの問題が出る。いま私はMARCHの大学に通っている。これはどういうことなのだろうか、国語や社会が得意だった?いやいや、どちらもセンター試験7割程度の実力だ。つまるところ、自分の得意教科は英語であるはずなのに点数自体はそこまで出ていない。ただ、これに関しては過去問演習で改善できる部分も多々あるとは思う。しかし、本当に一番読めていない原因、それは本文の精読が出来ていないということだ。

読めてはいるのだ。読めては、いる。ただ本番意識が足りないのだ。よく言われている言葉ではあるが「本番は練習のように、練習は本番のように」という言葉がある。練習だからと言って本文をなめてかかって読んでいたら当然点数は取れない。またそのような読み方をしている人間が本番で急に正しい読み方をできるかと言ったらそんなわけがない。時間をしっかりと測ってそのうえでの回答、そのうえでの読解。そのようなことが出来ていなければ本番で高得点を取れないのも頷ける。例を挙げよう。とある問題で回答が二つ思いついて悩んでしまった。どっちでも当てはまりそうだと思ってしまう。前後の文を読んでもどちらでも当てはまりそうだと思う。ここにミスがある。さすがに大学は頭が悪くないため正答が一つにしか絞れない問題を出してくるはずだ。しかし二つで悩んでいる。ここから導き出される答えは一つ!両方違うということだ。再度言うが自分の得意教科は英語だ。その実力を以てして回答が二つに分かれるとは考えにくいであろう。そう考えなおし本文を読み直すとあるではないか、あるではないか本当の正解が。本番どおりに本文を精読できておらず点を落としてしまうというもったいないミスを犯してしまい、点を下げてしまっている。そこで精読が出来ていない自分はなぜか、受験勉強を通じてここまで人間は深く考えられるものだと改めて感じた肌寒い一日であった。